海外投資家との対話機会が増える現在、IR(InvestorRelations)の現場では「通訳の誤訳が企業価値に直結しかねない」という緊張感があります。
失敗が許されないが故に、IR向け通訳を手配する担当者の中には、「費用感がわからない」「同時通訳と逐次通訳、どちらで依頼すれば良い?」「オンラインでも対応できる?」などさまざまな疑問を抱え、なかなか手配に踏み切れないという方も多いでしょう。
本記事では、IR通訳の手配の方法から、費用の目安など、問い合わせから当日の通訳手配・運用までの実務フローについて詳しく解説いたします。
そもそもIR通訳とは?

IR通訳とは、企業の投資家対応の場面で、海外の投資家・アナリスト・株主・メディアに向けて企業情報を正確に伝達する通訳のことです。
一般的なビジネス通訳とは異なり、財務・会計やコーポレートガバナンスの専門知識、損益や数値を瞬時に処理する能力、開示情報との整合性まで求められる専門的な通訳領域です。
たとえば、企業の決算発表の説明会では、社長や担当役員の発言をその場で英語に訳し、アナリストや投資家がリアルタイムに理解できるよう同時通訳されるケースが増えています。
こういった通訳音声は録音され、後日企業ウェブサイトに公開されることも多く、発言内容の正確な通訳が求められます。
一言の誤訳でも投資家の受け取り方が変わりかねず、それが企業評価や株価に影響する可能性もあるため、「英語ができる人」であれば誰でも良いというものではなく、IR分野に通じた通訳者が必要不可欠です。
また、直近では海外投資家対応の重要性が制度面からも高まっています。
2025年4月以降、東京証券取引所のプライム市場では「決算短信などの決算情報」と「適時開示情報」を日本語と英語で同時に開示することが原則義務化されました。(※一部企業には2026年3月末まで猶予期間あり)
この日英同時開示ルールの導入背景には、日本企業の国際的な企業価値向上につなげるために、海外投資家が日本企業の情報を迅速かつ正確に入手できるようにする、という目的があります。
したがって、IRの現場でも、海外投資家に対して日本語と同時性・正確性を担保して情報発信することの重要度が増しているのです。
IR通訳が必要な主な場面

IR通訳が求められる典型的なシチュエーションとして、以下のような場面が挙げられます。
- 決算説明会
- アナリスト・機関投資家向け説明会
- 個人投資家向け説明会
- IRミーティング(投資家との個別面談など)
- 株主総会
- プレスカンファレンス(海外投資家・メディア対応)
実際にそれぞれのIRイベントでどのような通訳方式が適切なのかを見ていきましょう。
※吉香ではIR通訳のご相談をいただいた際に、開催されるIRイベントや開催規模、内容に応じて最適な通訳者数、通訳方式のご提案をさせていただいています。
決算説明会
決算短信の発表や決算説明会では、社長やCFOによる業績ハイライトや来期ガイダンスの説明、それに続く質疑応答が行われます。
限られた時間内で大量の情報を扱うため、基本的には同時通訳が有効です。
通訳者が話者の発言とほぼ同時に訳出することで、参加者全員がタイムラグなく情報を受け取れ、会議の進行もスムーズに進みます。
特に四半期決算の説明は20分~30分程度のプレゼンに続きQ&Aに入る流れが一般的であり、外国人アナリストや投資家もその場で質問を行います。
質疑応答を含め逐次通訳では時間が2倍近くかかってしまうため、株主・投資家の理解を損ねないためにも同時通訳が選ばれるケースが多くなっています。
また、参加者が多い大規模な説明会では、必要に応じて赤外線レシーバーや同時通訳ブースの設置、あるいはZoomの同時通訳機能による副音声配信を行う場合もあります。
自社の説明会規模や配信の有無に応じて、適切な機材を手配しましょう。
アナリスト・機関投資家向け説明会
機関投資家やセルサイド・アナリストを対象とした説明会(スモールミーティングやIRDayなど)でも、基本的には同時通訳がおすすめです。
専門的で突っ込んだ質問が飛ぶ場であるため、経営陣が想定問答集を用意し、通訳者もそれを読み込んで準備することが成功のポイントです。
参加者が少人数で双方向の深い議論が見込まれる場合には、あえて逐次通訳を選択することもあります。
逐次通訳なら話者の発言内容を区切りごとに正確に訳出でき、微妙なニュアンスも丁寧に伝えられるというメリットがあります。
限られた参加者同士で濃密な対話を行うタイプの説明会では、多少時間が延びても正確さを優先して逐次通訳とする判断も一つです。
個人投資家向け説明会
個人の株主・個人投資家を対象とした説明会では、会場の規模やオンライン配信の有無に応じて通訳方式を選び分けましょう。
参加者が日本在住の個人投資家中心で英語需要が限定的なら、基本は日本語のみで説明会を行うケースも多いです。
しかし、海外の個人投資家にも情報発信したい、あるいは外国人株主も一定数いるといった場合には、逐次通訳やウィスパリング(ささやき通訳)で対応します。
逐次通訳なら話者が一区切り話すごとに訳すため、内容の正確さと分かりやすさを優先できます。
ウィスパリング通訳は通訳者が特定の聞き手の耳元で同時通訳を囁く形式で、少人数の場で迅速に通訳したい場合に有効です。(※ただし周囲が騒がしい環境では難しく、長時間には不向き)
オンライン形式で個人投資家向け説明会を行う企業も近年増えています。
その場合、Zoomの同時通訳機能(副音声機能)を使えば参加者自身が日本語/英語の音声を選択でき、逐次通訳よりも短時間で二言語対応の説明会が可能です。
コスト面でも、大規模会場を手配したり専用機材をレンタルする必要がない分、オンライン通訳は比較的費用を抑えられる傾向にあります。
こうした選択肢を組み合わせながら、参加者の理解促進(分かりやすさ)と運営コストのバランスを取るのがポイントです。
IRミーティング(投資家との個別面談など)
決算発表後の1on1ミーティングや海外機関投資家の来訪による個別面談など、少人数で行われるIRミーティングでは、基本的に逐次通訳が選ばれます。
お互いに一問一答形式で確認しながら進められる逐次通訳は、丁寧で誤解のないコミュニケーションに適しているためです。
特に機微な内容(業績見通しの背景説明や経営戦略の深掘り等)を含む場では、あえて会話のペースを落としてでも正確さを期す逐次通訳の方が双方に安心感を与えます。
もっとも、IRミーティングと言っても、対応する相手が海外の大口株主や運用責任者であれば非常に高度な専門知識が求められます。
場合によってはCEOやCFOなど役員クラスが同席し、コーポレートガバナンス上の課題やM&Aの可能性など突っ込んだ質問が出ることもあります。
経営・投融資・M&Aといった知見を持つ通訳者でなければ対応が難しい場面であるため、専門性を持っているだけではなく、こういったIRミーティングでの通訳実績が豊富な通訳者を選ぶのがおすすめです。
株主総会
株主総会の場でも、最近は海外株主への対応として通訳を手配するケースが散見されます。
株主総会は議事進行や質疑の内容が事前に完全には読めず、「何が起こるかわからない」性質のイベントです。
そのため、通訳についても柔軟かつ臨機応変な事態にも対応できる体制が欠かせません。
基本的には同時通訳ブースを会場後方などに設置し、通訳者2名以上で交替しながら全編を同時通訳する体制を敷きます。
加えて、通訳音声を会場内外へ届ける音響導線(会場内の外国人参加者にはレシーバーを配布、オンライン配信視聴者には副音声を提供など)をあらかじめ作っておきます。
株主総会は出席者数も多く会場も広いため、これら機材・音響面の準備が通常のIR説明会以上に重要です。
さらに、緊急時のバックアップも念入りに計画すべきです。
万一、通訳者にアクシデントが発生した場合に備え予備の通訳者を待機させておく、あるいは同時通訳機材にトラブルが起きた場合に逐次通訳に切り替える準備をするといった、「運営×通訳」が一体となった体制構築を心がけましょう。
また、近年では株主総会をライブ配信したり、後日オンデマンド配信する企業もあります。
通訳音声の録音データをどのように扱うか、映像に字幕を付けるか、といった配信チームとの連携についても、あらかじめ決めておくとスムーズです。
プレスカンファレンス(海外投資家・メディア対応)
海外投資家向けの経営戦略発表会や、海外メディアを招いた新製品発表会・記者会見など、対外的に大きく報道される可能性のある場でも通訳が活躍します。
このようなプレスカンファレンスでは、経営トップの発言一つひとつがニュース価値を持つため、微妙な言い回しやニュアンスも崩さず訳す精緻さが通訳者に求められます。
たとえば「株価への言及」「将来業績予想に関する慎重な表現」「謝罪会見におけるトーン」など、訳し方一つで受け手の印象が変わり得るセンシティブなフレーズが登場するのがプレス向け通訳の難しいところです。
このような高度なスキルが必要な場面では、放送通訳の素養を持つ通訳者が重宝されます。
放送通訳とはテレビやラジオの生放送で同時通訳を行う分野で、限られた文脈の中で正確かつ瞬時に訳語を選び取る訓練を積んだプロフェッショナルです。
実際、プレス発表の現場では放送通訳経験のある通訳者が起用され「報道に耐えうるクオリティ」を担保するケースもあります。
IR通訳を依頼する際にチェックすべき6つのポイント

実際にIR通訳を外部に依頼すると決めたら、どの通訳会社・通訳者にお願いするかを検討する段階になります。
その前提として、まず自社のニーズに即した判断基準を整理しておくことが大切です。
具体的には次の6つのポイントをチェックし、通訳会社・通訳者の選定に進ましょう。
- 通訳方式(同時通訳 or 逐次通訳)
- 現地 or オンライン
- 必要な専門性(どの程度金融・会計・IR用語への理解度があれば良いか?)
- 通訳の実績(過去にIR通訳の経験があるか?)
- 機密情報の取扱い
- 費用
それぞれ詳しく見ていきましょう。
通訳方式(同時通訳 or 逐次通訳)
まず検討すべきは通訳方式です。
同時通訳と逐次通訳にはそれぞれメリット・デメリットがあり、同じIR通訳というジャンルでも、それぞれの場合に適した通訳方式も異なります。
たとえば、プレゼンテーション主体で時間厳守、参加者多数の場面では同時通訳が向いており、発言者の声にほぼリアルタイムで通訳を被せることで全員が同時に内容を理解できます。
一方で、対話主体で深掘りが必要な場面では逐次通訳が適しており、発言を一旦区切ってから訳すため正確性や詳細さを確保しやすくなります。
逐次通訳では訳出の間に話者と言語を交互に切り替えるため、細かなニュアンスや専門用語も丁寧に伝えられる反面、全体の所要時間は長くなりがちな点も重要な判断基準の一つです。
IR通訳の場合、決算説明会や大型IRイベントではほぼ同時通訳一択ですが、1on1ミーティングなどでは逐次通訳を選択するというのも一案です。
このように、開催するIRイベントの規模と目的、持ち時間、質疑応答の密度、配信の有無などを総合的に考えて方式を決めるのがおすすめです。
たとえば、「時間厳守で資料を一方的に説明する場なら同時通訳」「双方向に質疑応答しながら誤解のないように進めたい場なら逐次通訳」といった判断になります。
どちらの通訳方式が良いか迷う場合は、ぜひ吉香までご相談ください。
ヒアリングの段階でイベント内容を詳しく伺えれば、最適な通訳形式と必要な通訳者人数をアドバイスし、ご要望に沿った体制をご提案いたします。
現地 or オンライン
通訳対応を現地(対面)で行うか、オンラインで行うかという点も重要です。
現地で通訳者に来てもらう場合、その通訳者の交通費・宿泊費が発生することがあります。
遠方から通訳者を呼ぶ場合は日当や前泊費用も見込む必要があるでしょう。
一方で、オンライン会議ツールを活用すれば、通訳者を物理的に派遣する必要がないため交通費や宿泊費が不要となり、その分コスト削減につながります。
実際、吉香でも全国各地2,000名以上の通訳者ネットワークからできる限り現場に近い通訳者を選定することで交通費負担を抑えたり、Zoom等を活用したオンライン通訳でゼロコスト移動を提案するなど、柔軟に対応しています。
たとえば、「海外投資家との個別面談で、相手は欧米からWeb会議参加」というシチュエーションなら、Zoom上で逐次通訳または同時通訳の副音声を使うのが合理的です。
機材準備の時間や出張コストといった観点から、どちらが自社の条件に合うかを検討しましょう。
必要な専門性(どの程度金融・会計・IR用語への理解度があれば良いか?)
企業財務や証券市場の知識が浅い通訳者では、せっかく同時通訳を手配しても適切な訳が出てこなかったり、要所要所で言い淀んでしまうなどのリスクがあります。
具体的には、IRの場ではEBITDA(利払い・税引き・償却前利益)、一株当たり当期利益の希薄化、セグメント情報、資本政策、社外取締役比率など、専門用語が飛び交います。
これらを的確に理解し、即座にターゲット言語に訳出するには金融・会計分野への十分な素養が不可欠です。
依頼側としては、通訳会社や通訳者に対し「その分野の経験はどの程度ありますか?」と確認すると良いでしょう。
過去に決算説明会や投資家対応の現場を経験した通訳者であれば、専門用語や業界動向への理解が深い可能性が高いです。
吉香では、M&Aや投資などに強みを持つ通訳者や、各業界の専門性を持つ通訳者を2,000人以上ネットワークしており、IR特有の専門用語にも精通した人材をご提案可能です。
通訳の実績(過去にIR通訳の経験があるか?)
通訳者個人の実績や経験もチェックポイントの一つです。
IR分野においては、高度な専門知識が要求されるため、「IRど真ん中」の経験を持つ通訳者かどうかで安心感が大きく異なります。
たとえば、過去に「海外投資家の企業訪問に同行した経験がある」「決算説明会の同時通訳を担当したことがある」など、類似シーンの実績がある通訳者であれば、的確に対応できると考えられます。
依頼時には、ぜひ「IR関連の通訳実績がある方にお願いしたい」と希望を伝えてみましょう。
IR翻訳の可否
IR通訳の現場では、通訳だけでなく翻訳業務が同時に発生するケースが少なくありません。
たとえば、当日の議事録や質疑応答の内容を後日翻訳したり、プレゼン資料・発表原稿・プレスリリースなどの文書を事前に翻訳しておく必要がある場合もあります。
そのため、通訳対応だけでなく、翻訳にも対応できる体制を持つ通訳会社かどうかを確認することが重要です。
通訳と翻訳を別々の業者に依頼すると、用語統一や文体整合にズレが生じやすく、全体の品質管理が難しくなるリスクがあります。
吉香では、IR通訳だけでなくIR翻訳も専門分野として事業展開しており、通訳現場で発生した翻訳業務にもスムーズに対応可能です。
バックアップ体制やフォローの有無
バックアップ体制についても確認しておきましょう。
通訳者の急な欠勤や体調不良等で当日通訳者がいない、という状態は企業にとって大きなリスクです。
欠員が出た際に別のIR通訳者をすぐに手配できたり、大きなイベントであれば、リスクヘッジも兼ねた複数体制を組んだり、バックアップ体制やフォローなども含めた提案ができるのかどうかも重要な判断基準です。
「仮に第一候補の通訳者さんがNGの場合、他の候補もいますか?」「当日もう1名サポートを付けてもらうことはできますか?」など、想定されるリスクへの対処法も含めて相談しておくと安心でしょう。
機密情報の取扱い
IR通訳の準備段階では、しばしば未公開の機密情報に触れることになります。
決算発表前の財務数値や重要な適時開示前の事業計画など、まさにインサイダー情報そのものです。
したがって、守秘義務契約(NDA)の締結は必須と言っても過言ではありません。
これは通訳者個人に依頼する場合でも同様で、正式契約の前にNDAを交わして情報漏洩リスクに備える必要があります。
特に同時通訳では、事前提供資料がすべてインサイダー情報というケースもありますから、通訳者には細心の注意が求められます。
機密保持の観点では、通訳会社を介して依頼する方が安心感を得やすいでしょう。
会社として通訳者と契約関係を結ぶため、万一の際の責任の所在が明確ですし、運用上のセキュリティ対策も講じられています。
実際、通訳会社各社は依頼時のNDA締結から当日の資料回収・廃棄までのフローや体制を整えており、企業として安心して任せやすいメリットがあります。
吉香でも、もちろんNDA含め秘密保持には万全を期して対応しております。
適時開示前の情報共有なども心配なく行っていただけますので、その点もご安心ください。
費用
通訳の費用は、依頼する通訳会社、通訳方式(同時通訳 or 逐次通訳)、稼働時間の長さ、通訳者のランク、機材や移動・宿泊の有無、事前準備の有無などで大きく変動します。
一般的に、同時通訳は高度なスキルを要し、チーム体制・機材も必要になるため高額になりやすく、逐次通訳は比較的費用を抑えやすい傾向があります。
また、半日(4時間以内)と全日(8時間以内)で料金が定額に設定されていることが多く、たとえば吉香でも半日料金・全日料金の体系でご依頼を承っています。
実際に自社のIRイベントの通訳を依頼した場合に、どれぐらいの費用感になるのか、通訳会社・通訳者の費用感が予算内かを、見積もりを取ってチェックしましょう。
ただし、費用は安ければ良いというものではなく、重要なのは通訳に期待するクオリティと予算感とのバランスです。
IR通訳の費用の目安

IR通訳には主に「通訳者の派遣費用」+「実費」がかかります。
通訳社の派遣費用については、同時通訳か逐次通訳かなど通訳方式と、通訳者に求められる専門性の高さなどによって変わります。
また、実費については主に次のような費用がかかってきますが、オンラインで通訳する場合はこれらがかかりません。
- 通訳者が現場まで移動する交通費
- 日帰りが難しい場合は宿泊費
- 機材のレンタル費
- その他
同時通訳の場合
同時通訳は高度なスキルが必要なうえ、長時間の場合は通訳者2~3名のチームを組むため費用が最も高額になります。
通訳者1名あたり1日あたり約10万~25万円程度が相場の目安です。
たとえば、2名体制であれば約20万~50万円/日、3名なら30万~75万円/日と、人数に比例して費用も増加します。
さらに専用機材レンタル費や遠方の場合の交通・宿泊費など実費も別途かかるため、トータルでは1日あたり数十万円から場合によっては百数十万円に達することもあります。
一方で、吉香の場合は同時通訳者2名体制・半日4時間で¥67,000~×2名=¥134,000~からご提案でき、比較的価格を抑えた料金設定となっています。
逐次通訳の場合
逐次通訳は同時通訳より手間・難易度が低めとされ、相場も安価な傾向があります。
ただし専門性の高さによっては同時通訳と同程度になるケースもあり得ます。
一般的な目安として通訳者1名あたり1日約5万~15万円程度です。
たとえば、2~3時間の社内会議程度なら、5万円前後で収まるケースも珍しくありません。
逐次通訳は1名で対応可能な場面が多く(※長時間や高度専門の場合は2名交替もあり)、機材も基本不要なので、総費用は同時通訳の半分以下に抑えられる場合もあります。
吉香の場合、逐次通訳Cクラスなら全日¥45,000~/半日¥30,000~ご提案可能であり、個別のIRミーティングなどでも比較的利用しやすい価格帯となっています。
IR通訳の手配の流れ

実際にIR通訳を手配する際には、次のような流れで通訳を手配するのが一般的です。
- 通訳会社に問い合わせ
- ヒアリング・見積もり取得
- 依頼検討
- 契約締結
- 事前準備(事前打ち合わせ、事前資料の共有など)
- 通訳実行
- 完了報告・フォローアップ
1.通訳会社に問い合わせ
まずは通訳会社に問い合わせを行います。
依頼候補となる会社が決まったら、メールや問い合わせフォームで連絡しますが、その際に自社の依頼内容をできるだけ明確に伝えることが重要です。
問い合わせ時に伝えると良い主な項目は以下のとおりです。
- 対応言語:日本語→英語通訳(双方向)など
- 通訳の種類:同時通訳か逐次通訳か、ウィスパリングやオンライン通訳か
- 日時・所要時間:通訳が必要な日時と想定される拘束時間
- 開催場所・形式:会場住所またはオンライン使用ツールなど
- 通訳の目的・内容:「202X年○月期決算説明会の英語通訳が必要」など
- 専門性の有無:金融・会計など特定分野の知識がどれぐらい必要か
- 想定参加者:日本人経営陣2名・外国人投資家10名等
- 事前資料の有無・提供時期:決算資料やスライド、Q&A集などを事前共有可能か
- 予算感・希望条件:上限予算や「半日希望」「○万円以内希望」など
- 契約形態・守秘義務:NDAや契約書の締結が必要か
こうした情報をあらかじめ整理して伝えることで、通訳会社側もスムーズかつより正確な見積もりを出すことができます。
すべて必要という訳ではなく、「そこまで決まっていない…」という場合はその旨も記載しておくと良いでしょう。
吉香の場合、初回のお問い合わせから専門のコーディネーターが対応し、ヒアリングした要望に応じて最適な通訳方法や必要な人数や体制、最適な通訳者のアサインを行うので、上記項目がすべてなくても全く問題ありません。
2.ヒアリング・見積もり取得
問い合わせ後、通訳会社から連絡があり、具体的なヒアリング(打ち合わせ)を行います。
ここでは問い合わせに記載した内容をベースに、さらに詳細な要件確認や提案内容のすり合わせが行われます。
吉香の場合、専門のコーディネーターが担当につき、通訳方式・人数構成・機材やオンラインの要不要などを一緒に検討します。
「プレゼンは逐次でも良いがQ&Aは同時にしたい」「海外支社からも聴講者がいるのでZoom配信も併用したい」といった細かなニーズも遠慮なくお伝えください。
ヒアリング結果を踏まえ、最適な通訳者の人選とお見積もりを提案いたします。
たとえば、「IR経験豊富なAさん(同時通訳級)とBさんの2名チーム+赤外線通訳機材+コーディネーター現地サポート付き」で○○万円、といった具合に具体的なプランを提示いたします。
ここまでで、通訳依頼の意思決定に必要な材料(候補者プロフィール、見積金額、実施方法など)はほぼ揃うイメージです。
3.依頼検討
通訳会社から提案されたプランを元に、社内で依頼内容を検討・決裁します。
社内検討の結果、問題なければGOサインとなりますし、修正要望があれば再度通訳会社と交渉します。
たとえば「予算オーバーなので機材なしプランに変更したい」「通訳者AさんよりBさんの方が経験豊富そうだが空いているか?」等、遠慮なくリクエストしましょう。
具体的には以下の点を主にチェックするのがおすすめです。
- 通訳社のプロフィール
- コストとリスク
- 追加オプション
各点の具体的なチェックポイントについて解説します。
通訳者プロフィール
提案された通訳者の経歴・実績を確認します。
IR通訳の経験年数、得意分野(財務・法律など)、過去の主な通訳案件(決算説明会や投資家対応の有無)などに目を通しましょう。
可能であれば話者(経営陣)の雰囲気と通訳者の人柄・話しぶりの相性も考慮できるとベターです。
「落ち着いたベテランが良い」「カジュアルな若手でもOK」など要望があればコーディネーターに伝えて調整してもらえます。
コストとリスク
同時通訳2名体制案と逐次通訳1名案など複数プランが提示されることもあります。
それぞれのメリット・デメリットを社内で擦り合わせましょう。
費用面だけでなく、「逐次だと説明会が長引くリスク」「同時なら機材設営が必要」「録画配信するなら逐次では臨場感に欠けるかも」など、目的達成度合いに差が出ないかを検討材料にします。
追加オプション
当日のサポート人員(通訳コーディネーターの現地立ち会い等)や機材レンタルについても提案があれば、その必要性を判断します。
大事なIRイベントの場合、数万円でコーディネーターを現場配置できるなら安心料と考え依頼するのも一策です。
また「通訳者と事前面談したい」と希望すれば、打ち合わせの場を設定してもらえることもあります。
特に経営トップが通訳者と事前顔合わせしておきたいと希望するケースでは、そうしたお見合い面談を調整することも可能です。
4.契約締結
正式に依頼内容が決まったら、契約手続きに入ります。
多くの場合、通訳会社から発注書や請負書を取り交わす形になります。
必要に応じて業務委託契約書やNDA(秘密保持契約)も締結します。
ここで注意したいのは、キャンセル規定や支払い条件の最終確認です。
特にIRイベントは社内承認プロセスの関係で日程変更の可能性がゼロではないため、「日程がずれた場合もキャンセル料対象になるか?」などを把握しておきましょう。(※一般には日程変更=一旦キャンセル扱いとしてキャンセル料が発生します)
吉香では上述の通り明確なキャンセル料率を定めていますので、必要に応じて事前にご説明いたします。
また、費用の支払いタイミングや期限も重要です。
通訳会社によっては前金を求める場合もありますが、吉香では基本的に後払い(月末締め翌月払いなど)対応が可能です。
社内の経理手続きを踏まえ、希望の支払条件があればこのタイミングで相談しておくと安心です。
契約締結が完了すれば、ひとまず手配はひと段落となります。
5.事前準備(事前打ち合わせ、事前資料の共有など)
契約締結から通訳当日までの間に、綿密な事前準備を行います。
質の高い通訳を実現するには、通訳者への事前情報共有と資料提供が不可欠です。
たとえ金融業界の専門知識を持つ通訳者であっても、個別の企業や会議の背景・意図、そこで飛び交うであろう専門用語を想定できなければ完璧な訳出は困難です。
そこで、当日使用する資料や会議の背景情報を早めに共有し、通訳者が予習・準備できるようにします。
具体的には以下のようなものを可能な範囲で提供できるとベターです。
- アジェンダ・進行表(当日のプログラム構成)
- 発表資料・スライド・登壇者のスピーチ原稿(日本語・英語両方)
- 登壇者の氏名(ふりがな)・役職(必要に応じて略歴も)
- 製品名・社内用語・業界特有の表現の一覧(対訳集があるとベター)
- 想定される質問と回答案(Q&A想定集)
- 過去の決算説明会資料やIRイベント動画(あれば参考に)
これら資料が最終版でなくても構いません。
ドラフト版や前年資料でも十分参考になります。
特に決算短信やプレゼン資料は、開示直前まで確定しないこともありますが、その場合も可能な範囲で事前情報(数値の見通しや新製品のキーワード等)を伝える努力をすることが通訳成功の秘訣です。
どうしても資料共有が難しければ、せめて当日の開始前に15~30分程度の打ち合わせ時間を設け、通訳者と直に内容確認を行います。
吉香ではコーディネーターも交えて事前打ち合わせをサポートし、用語統一や訳出方針のすり合せを行うので、気になることは何でもお伝えください。
なお、吉香では事前準備費は頂戴しておりません。
6.通訳実行
通訳当日は、事前に決めておいた通訳ブースや機材の設営状況、オンライン接続状況を早めに確認しましょう。
通訳者とは開始○分前集合と取り決めておき、音声の聞こえ具合や通訳用マイクのテスト、Zoomなら通訳チャンネルのテストを一緒に行います。
進行管理面では、同時通訳なら通訳者同士の交替タイミングを打ち合わせておきます。(※一般的に20~30分おき交替が目安です)
司会進行や登壇者への周知事項として、「通訳者が交替の際、ごく短時間マイクをミュートします」など伝えておくと親切です。
また、逐次通訳の場合は、話者に「適度に区切って話してください」と事前にお願いしておくとスムーズです。
ここで大切なのは、依頼側も通訳者をしっかりサポートする意識を持つことです。
同時通訳の場合、話者が早口すぎないよう配慮したり、機材との連携を確認するなど、丸投げにせずサポートをすると通訳も円滑に進みやすくなります。
逐次通訳では、話者が通訳待ちの「間」を忘れず取るよう社内で共有しましょう。
万一想定外のトラブル(※質問がヒートアップして議論が混線する、機材不調で一時中断する等)が起きた場合の指揮系統も決めておきます。
たとえば「司会・登壇者⇒社内IR担当(通訳窓口)⇒通訳会社コーディネーター⇒通訳者」のように情報伝達ラインを作り、現場で柔軟に対処できるようにするなどです。
吉香をご利用の場合、通訳当日も担当コーディネーターがスタンバイして遠隔でサポートしますので、何かあればすぐにお知らせください。
7.完了報告・フォローアップ
通訳業務が無事終了したら、最後にフォローアップを実施します。
具体的には、通訳会社または通訳者本人から当日の報告を受け、問題がなかったか確認します。
何か課題があれば次回に向けて改善点を共有するという流れです。
また、通訳者に共有した資料で機密性が高いものがあれば回収・廃棄してもらいます。
最後に請求書処理など事務対応を進め、完了となります。
吉香では、毎回のご依頼後にこうしたアフターフォローを実施しており、お客様のフィードバックも次の通訳者選定に活かしています。
特にIR通訳は継続性が重要です。
一度構築した用語集や社内用語の訳し方の方針は次回以降も引き継ぎ、回を追うごとに精度が上がるよう努めています。
「今回お願いした通訳者さん、次回も指名したい」などのご要望にももちろんお応えします。
吉香がIR通訳を派遣した事例

実際に、吉香がIRイベントの通訳の手配・派遣を行ったケースをご紹介します。
事例1:外国人投資家の企業訪問(IR)
ある上場企業では、近年の円安トレンドもあり海外投資家からの注目が高まっていました。
日本企業への投資判断のため実際に企業を訪問して経営陣の話を直接聞きたいと外国人投資家から希望があったということで、吉香に英語通訳の依頼がありました。
対応するのは役員クラスの経営層で、議論の内容は経営方針から財務指標、将来的な成長戦略や場合によってはM&Aの話題にまで及びます。
こうした場では、経営や投融資、M&A(企業買収)などの専門知識を持った通訳者でなければ太刀打ちできません。
吉香では、事前にお客様からヒアリングしたミーティングのアジェンダや業界動向を踏まえ、IR分野のノウハウが豊富なベテラン通訳者2名を同時通訳チームとしてコーディネートしました。
限られた通訳者しか対応できない高度なニーズでしたが、当社ではこれまでIR通訳ができる人材の発掘と育成に注力し、実績を重ねてきたため対応が可能でした。
当日、通訳者チームは経営トップの発言を漏れなく英訳し、投資家からの鋭い質問にも的確に訳出し。
専門用語も乱れずスムーズなコミュニケーションが実現し、参加された外国人投資家からも「非常に分かりやすかった」と高評価をいただきました。
その結果、この企業は海外投資家との信頼関係を深め、後日実際に大口出資を得ることにもつながりました。
事例の詳細はこちら:研修、イベント、IRなどの通訳サービスを提供した5つの事例をご紹介
事例2:株主総会
吉香では、上場企業を中心に、年次株主総会や決算説明会などのIRイベントで多くの通訳実績があります。
規模感も大小それぞれ実績がございます。
たとえば、国内外の投資家・機関投資家に向けてスムーズな情報共有を実現するために、事前に経営陣のスピーチ原稿や想定Q&Aを英訳するとともに、会場に同時通訳ブースを設置。
本番では、財務指標や中期経営計画、株主還元方針など、専門性の高い内容をリアルタイムで訳出することができます。
また、総会後の議事録および質疑応答部分の英訳など、必要な翻訳業務にも対応。
企業さまのご意向に合わせて、IR通訳から、それに合わせて発生したIR翻訳まで、ワンチームで対応しております。
※この他にも、決算説明会への英語同時通訳者派遣、海外拠点向け経営戦略説明の通訳サポート、など、吉香では様々なIRシーンでの通訳実績がございます。
IR通訳における吉香の強み

吉香では企業のさまざまなIRイベントでの通訳に対応しております。
IR通訳の手配・派遣における吉香の強みは次の4つです。
- さまざまなIR通訳シチュエーションに合わせた最適な通訳者の提案が可能
- 緊急時のバックアップ体制も含めた提案が可能
- 通訳会社の中では価格が安めの設定
- ニーズに合わせてあらゆる通訳形式に対応
それぞれ詳しく解説します。
さまざまなIR通訳シチュエーションに合わせた最適な通訳者の提案が可能
吉香には登録通訳者2,000名以上という業界トップクラスの通訳ネットワークがあり、その中から分野適合はもちろん人柄や話し方まで加味して最適な通訳者をコーディネートします。
IR特有の「数字と前提条件の厳密さ」に耐えるには人選が肝心です。
たとえば、吉香では財務出身で証券アナリスト資格を持つ通訳者や海外IR説明会を十数回経験したベテラン通訳者など、多彩な通訳人材の中からご要望にぴったりの通訳者をご提案可能です。
実際のマッチングでは、案件内容を詳しく伺ったうえで「この経営者にはこの通訳者が合うだろう」「投資家からのQ&Aに強いタイプを入れよう」など、きめ細かな配慮をしています。
あらゆるIR通訳シーンに最適解をご提案できるのが当社の強みです。
緊急時のバックアップ体制も含めた提案が可能
吉香はこれまで、国際会議や官公庁案件、大規模イベントなど困難な現場の通訳運営に多数携わってきました。
その経験から、IR通訳においても緊急時のバックアップ体制まで織り込んだ提案が可能です。
たとえば、決算説明会であれば「通訳者2名+念のためもう1名控え」、株主総会なら「通訳チームに加え当社コーディネーターが現地待機」、オンライン配信なら「万一の通信不良時に逐次通訳へ即切替」など、さまざまな緊急時を想定した対応策をご案内できます。
「ここまでやる必要あるかな?」と思われるかもしれませんが、絶対に失敗できないIRの現場では備えあれば憂いなしです。
吉香の提案には、そうした運営ノウハウに裏打ちされた安心感が含まれています。
通訳会社の中では価格が安めの設定
当社は公式サイトに料金表を開示しており、透明でリーズナブルな価格設定を心掛けています。
また、同時通訳Aクラスなら全日10万円~と、市場相場(1人日10万円~25万円)に照らしても下限寄りの価格帯です。
こういったリーズナブルな価格帯で高品質な通訳サービスが提供できるのは、創業から35年以上にわたり多くの通訳者に安定的なお仕事を提供してきた実績から、適正な報酬レンジで優秀な人材確保ができているためです。
また、事前準備費を頂かないポリシーや、オンライン活用で機材費を削減する提案など、お客様のご負担をなるべく抑える工夫をしています。
ニーズに合わせてあらゆる通訳形式に対応
吉香はあらゆる通訳形式・手段にワンストップ対応できる体制を整えています。
対面の逐次通訳・同時通訳はもちろん、ウィスパリング(ささやき通訳)にも対応可能です。
またオンライン会議での通訳にも豊富な実績があり、Zoomの同時通訳機能を活用した日英同時通訳配信なども対抗可能です。
さらに、必要に応じて通訳機材の手配や技術スタッフの派遣もまとめて対応いたします。
たとえば「社内会議室で海外投資家向け説明会を開きたいが、通訳設備がない」という場合でも、当社が簡易通訳ブースや受信機を持ち込み設営し、通訳者とセットで提供可能です。
ご依頼者様のご用件に合わせて、オンライン+現地ハイブリッドや録画字幕対応など柔軟にプランニングいたします。
「こんなこともできるかな?」と悩まれたら、まずはお気軽にご相談ください。
ir翻訳にも対応
IR通訳の現場では、通訳だけではなく同時に翻訳業務も必要不可欠です。
たとえば、イベント開催の前段階では次のような翻訳業務を行う必要があります。
- 説明資料の翻訳
- 映像の字幕テロップ翻訳
- 映像のナレーション翻訳
また、イベント後には次のような翻訳業務も発生します。
- 議事録の音声起こしおよび翻訳
吉香では、こういったIR通訳の現場で発生する一連の翻訳業務も全て対応可能です。
通訳と翻訳を別々の業者に頼む場合に比べると、情報共有や用語統一などの手間を大幅に削減できるというメリットがあります。
IRの現場では、「業績」「資本政策」「配当」「ガバナンス」など、金融・会計・企業経営に関する専門用語が頻出します。
通訳と翻訳を分けて依頼すると、表現や訳語の揺れが生じやすく、最終的な資料や発言内容の整合性が取れなくなるリスクがあるのです。
吉香では、通訳チームと翻訳チームが常に連携し、同一プロジェクト内で統一された用語データベースを活用しています。
これにより、事前資料から当日通訳、事後の議事録・リリース翻訳まで、ブレのない一貫した品質でのIR翻訳が可能です。
IR通訳なら吉香におまかせください!

ここまで、IR通訳の重要性から具体的な通訳の手配方法・費用感、当日のポイントまで解説してきました。
「IR通訳を依頼したいが何から始めれば…」という場合は、ぜひ吉香にご相談ください。
まずはお気軽にお問い合わせいただければ、専門コーディネーターがヒアリングの上、最適なプランでご提案・お見積もりいたします。
お問い合わせの際は、本記事で触れたチェックリストを参考に、以下のポイントをお知らせいただくとよりスピーディーです。
- イベント概要(例:○月○日決算説明会英語通訳希望)
- 通訳方式(同時or逐次、対面orオンライン)
- 言語(例:日→英、必要なら英→日の双方向)
- 配信の有無(会場内通訳だけか、Zoom配信ありか等)
- 事前資料提出予定(いつ頃までに共有可能か)
- 予算レンジ(おおよそで構いません)
- IR翻訳の必要有無
これらをお知らせいただければ、最短で通訳者選定→見積提示→当日運営準備まで段取りいたします。
世界約90言語対応・会議通訳のプロ集団として、オンライン同時通訳から機材レンタルまでワンストップで吉香が貴社のIRイベントの成功を全力でサポートいたします。











