COLUMN

2024.02.22

スペイン語にも方言?

  • #通訳翻訳コラム
スペイン語にも方言?

みなさんこんにちは。プロ野球読売巨人軍スペイン語通訳の加藤直樹です。

前回のコラムではWhatsApp というアプリの紹介をしました。また、第二回ではスペイン語のアクセントの違いについてお話しすると書きましたが、正に同アプリの汎用生とスペイン語の地方差を実感する機会が先日ありました。

2024年は読売巨人軍が球団90周年を迎えるにあたり、記念事業の一環として女子野球チームが1月6日から1月11日までニカラグアに派遣されたときのこと。野球教室の開催や現地女子野球チームとの親善試合などを実施、これに加藤も通訳として同行したのですが、現地でのやり取りはやはりWhatsApp が主流となり、行く先々で連絡先を求められたときはお互いのWhatsApp を交換、現地関係者など同アプリでこまめに連係を図りました。

また、こうしてニカラグア現地の人々と通訳としてコミュニケーションを図って行くわけですが、面白いのは行く先々で「あなたのスペイン語はコスタリカだね」と言われ、コスタリカ人の話し方を真似するニカラグア人がたくさんいたことです。というのも、私がはじめてスペイン語を学んだ国がニカラグアのお隣の国コスタリカなんですね。東北人が関西人の「〜やねん」「〜やろ」と話し方を真似する(又はその逆)のと同じ感じでしょうか。英語で言えばアメリカ英語とイギリス英語が違うのと同じですね。

日本人同士であれば、ドラマや映画を通じて他の地域の「訛り」又は「方言」は聞き慣れており理解できないことはないと思いますが、通訳走りたての頃は、聞いたことのない中南米出身の選手の「訛り」「方言」に慣れるのにずいぶん苦労しました。それとは反対に、思い起こせば当初は私が伝えたことを選手が理解できず聞き返されることがよくありましたが、私の発音不足だけでなく、「コスタリカ訛り」も原因だったのかもしれません。

スポーツに限らず、「訛り」や「方言」は通訳者にとって避けては通れないテーマだと思いますが、次回はもう少し具体的にわたしが通訳を務める読売ジャイアンツの現場を例にあげてお伝えしたいと思います。それではみなさん、またお会いしましょう。

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