通訳の資格とは?
通訳は、とても高いスキルを求められるお仕事です。通訳に必要なのは、相手の言いたいことを正しく伝え、なおかつお互いの文化や習慣に沿った表現をし、結果として円滑なコミュニケーションを促進させる能力です。そのような能力を客観的に証明する資格として、国家資格である「通訳案内士」と、民間資格である「ビジネス通訳検定(TOBIS)」があります。
国家資格である「通訳案内士」とは?
通訳案内士は、通訳に関する日本で唯一の国家検定で、日本政府観光局により運営されています。日本を訪れる外国人に対して、文化の説明や観光地の案内をする能力を測る検定です。もちろん英語だけではなく、世界各国の言語が対象となります。1次試験は筆記試験や一般常識試験ですが、2次試験になると実際に通訳案内を行い、スキルを測られます。
民間資格である「ビジネス通訳検定(TOBIS)」とは?
ビジネス通訳検定(TOBIS)は、民間資格で通訳技能向上センターにより運営されています。一般企業内で必要な知識を元に、ビジネスでの通訳能力を測る検定です。試験は1級から4級までレベル分けされており、筆記の他に同時通訳試験も行われます。既に通訳の仕事をしている人や、これから通訳を目指す人が自分の能力を証明するために受験することが大半です。
実力を証明するためにも、より高いレベルを目指して受験してみてはいかがでしょうか。