COLUMN

2017.11.01

ここだけの話・・・翻訳のお仕事って稼げるの?

  • #通訳翻訳コラム
ここだけの話・・・翻訳のお仕事って稼げるの?

フリーランスの翻訳者として働く

翻訳者の働き方は、出版社などの企業に属して働く場合と、企業に属さずフリーランスで働く場合の、大きく分けて2パターンがあります。しかし、翻訳者を社員として募集している企業自体が少ないため、一般的にはフリーランスで働く方が多いのが実情です。独立してフリーランスで翻訳業務を行っている方は個人事業者となりますが、その場合でも一般的には我々吉香のような翻訳会社に登録してお仕事を探し、翻訳会社を介してクライアントと情報のやり取りをする形態が多いです。もちろん、中にはクライアントから直接翻訳業務を依頼され、お仕事を行っているトップクラスの翻訳者もいます。

翻訳フリーランスの収入事情

翻訳という仕事はとても専門的であるため、そのスキルを武器にしてフリーランスで仕事を行っている人が多くいます。会社員ではなくフリーランスになると、収入体系も大きく変わります。お仕事の単価はスキルや依頼内容により大きく変動しますが、業界全体の平均年収は500万円台という試算もあります。これは年収の極めて高い方が、平均年収を引き上げているのが要因と思われます。我々の経験からすると、年収はおよそ300万円台がボリュームゾーンだと思われますが、高いスキルや医療、法律などの専門分野を持っている方は、安定的にお仕事があるので、この何倍もの収入を得ていると思われます。また、フリーランスの翻訳者の中には、育児をしながら在宅の仕事を中心にしている方もいます。会社勤めができない事情がある方にとっては、上手くプライベートと両立させることができれば、年収も100万円から200万円程度が得られ、理想的な働き方が実現できます。翻訳フリーランスは、ライフステージに合わせて多様な働き方を選択できると同時に、自分の努力が収入に反映されやすいお仕事とも言えます。

翻訳フリーランスとして稼ぐためには?

企業に務める会社員として翻訳業務を行っている方の中にも、将来は独立して翻訳フリーランスとして働きたいと考えている方もおられることでしょう。翻訳フリーランスとして稼ぐために最も重要なスキルは、何と言っても語学力です。語学力をしっかりと身につけることは必要最低限の条件です。次に、自分が専門とする分野の幅広い知識も必要となってきます。語学スキルが高いだけでは良い翻訳はできませんので、翻訳を行う分野に関する背景知識も重要となります。得意分野ができれば、安定的にお仕事を得ることもできるでしょう。
語学力と専門知識の他に必要とされるスキルが、自己管理能力です。フリーランスで働くということは、誰かの指示を受けたり、誰かに管理されたりしながら働くわけではありませんので、自らしっかりとした計画を立て、その計画を完遂する必要があります。そのため、自分自身をマネジメントする能力は重要です。
さらに、クライアントと直接やりとりする場合は、コミュニュケーション能力、そしてある程度のパソコンやインターネットのスキルも必要とされます。これらの能力を備えることができれば、プロの翻訳者として安定した収入を得ることができるでしょう。

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