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登録者の声

翻訳・通訳業は「伝える」こと、すなわち「コミュニケーション」が使命。「どう伝えたら一番分かりやすいのか・一番響くのか」を常に念頭に置いています。

ポルトガル語・スペイン語・英語の3言語の通訳・翻訳者として活躍する中井美理(なかい・みり)さんにお話を伺いました。

この仕事を始めたきっかけを教えてください

私はブラジルで生まれ育ちました。日本に移住してきた際、既に30代後半だったので会社勤めは厳しいと感じ、自分が新しい環境に少しずつ適応しながら働くには時間に縛りのないフリーランスが最適だと考えたのがきっかけです。また異国で働くにあたり、「自分にしかできないことはなにか?」、「自分の存在価値が一番際立つのはどの分野か?」、そして「世の中の役に立つには自分に何ができるか?」と問うたときに、コミュニケーション分野、翻訳・通訳しかないと思いました。
ブラジルでは日系大手自動車メーカーの開発部隊に勤務していました。日系企業だったので日本人の考え方、働き方は身についていたので、いざ日本で働くにあたり、苦労はしませんでした。加えて、以前の職場では翻訳も通訳も仕事の一環ではあったので、この部分は大いに現在の仕事に役に立ちました。また、自分が今まで積み重ねてきた経験・学習の全てが活かされるのが実は毎回違った題材を扱う翻訳・通訳の世界だと思っているので、何一つムダにはなっていません。

仕事の典型的な一日の流れを教えてください

①スポットの場合:午前中は家事やメール処理、その日のニュースに一通り目を通し、午後から現場作業(テレビ局など)や在宅作業をこなします。
②前もって受注する通訳案件だと、内容によって半日または1日を仕事に充てることになります(年に数回は国内や海外出張もこなします)。
③週末は基本的にはお休みをいただいていますが、時には在宅の仕事が入ったり、あるいは現場での作業に赴いたりします。

 仕事にやりがいを感じるのはどのような時ですか

たくさんありますが、あるドキュメンタリーの映像翻訳(2013年サッカー ブラジル・コンフェデレーションズ杯)を手がけた際、自分の訳がそっくりそのまま吹き替えのセリフとして使われていたときや、リピートのお客様に現場で「中井さんにお願いすると作業がサクサク進んでアウトプットが安定している」や「中井さんには安心してお仕事を頼める」とのお言葉をいただいたとき、また世界的なサッカーのスター選手に、「日本での通訳は君にお願いしたい」と指名されたときなどがあります。

仕事の大変なところがあれば教えてください

報道・スポーツ・エンターテインメントは時間的にとても不規則です。ある意味 体力がモノを言う仕事でもあるので、体調管理は重要です。食事・睡眠時間・運動などどれも無視できない側面ですが、ここで完璧にやり過ぎようとすると逆にストレスが溜まるので、無理のない範囲で、ストイックに神経質になりすぎず、気を遣うようにしています。
また、フリーランスだとどうしても仕事の量に波があるので、この部分に慣れて上手く自分の時間と台所事情を管理できるまでが大変です。

自分の成長を実感したエピソードがあれば教えてください

最近、著名なイギリスの経済学者の取材来日に同行する機会を得たのですが、1週間にわたって(1日に約3件の取材)様々な取材対象(年齢、職業、考え方)との橋渡しを安定したパフォーマンスで楽しみながらやり遂げられたこと。複雑なテーマでしたが、日本文化や日本人の考え方・在り方をきちんと海外の方に伝えられたこと。苦手意識があり、今まで挑んだことのない分野の案件だったので、大きな達成感を感じました。

吉香に感じるイメージを教えてください

長い歴史があるにも関わらず、とてもアットホームで頼れる組織。また、しっかりとした組織だと感じます。自分の一番得意な・好きな分野の案件が多く、コーディネイターの皆さんと信頼関係が築けている点で、吉香に登録して良かったと思います。特にこちらを単なる登録者としてではなく、仕事上のパートナーとして接してくれることにいつも感謝しています。

フリーランスになるにあたり、不安はありましたか

フリーランスの翻訳者・通訳者として安定した収入を得られるのか、またフリーランスにはつきものの仕事量の浮き沈みをどれだけ最小限にとどめられるのかが不安でした。今でもその不安を完全に払拭できたわけではなく、フリーランスであれば仕事量の波はなくなりません。ただ、得意分野を持つこと、お客様の信頼を得てリピートにつなげること、また競争力の激しい英語以外の言語を持つことは強みになったと感じています。

どのような人が向いている仕事だと思いますか

「伝える」ことにやりがいを感じる人、会話を通して表現するのが好きな人、コミュニケーションの橋渡しをやりたい人、場の雰囲気を読める人、人間観察ができる人。

仕事終わりやオフタイムの過ごし方を教えてください

終わった直後は達成感が大きいので、時間が許せばカフェでほっと一息つくのが楽しみです。オフタイムは読書をしたり、音楽を聴いたり、映画を観に行ったり、天気のいい日はドライブに出かけることも好きです。友人と食事をしたりするときもあれば、主人と買い物・食事に行ったり、一人旅も時々します。

今の仕事で大切にしているポイントはなんですか

翻訳・通訳業というのは「伝える」こと、すなわち「コミュニケーション」が使命だと考えています。そのため、言葉を単に右から左へと訳すのではなく、読み手・聞き手・視聴者にとって「何を最も伝えなければいけないのか」、「どう伝えたら一番分かりやすいのか・一番響くのか」を常に念頭に置いています。
また、フリーランスとしてはお客様の期待に応え、時にはその期待を超えるサービスを提供するのが重要だと思います。

仕事で今後の目標があれば教えてください

翻訳・通訳に限らず、「コミュニケーションのプロ」としての活動の幅を広めたいです。また、対応言語を磨いていきたいです。